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学生が語る立正大学ブログ

立正大学を学生目線で発信!学科の魅力、行事、公開講座…日々の学生生活をお伝えします。

学生6名がリアルな声を届ける!!立正大学文学部哲学科

学部学科 授業紹介

”哲学”ってどんなイメージ? 

一般的には、”不思議な学問”というイメージを強く持たれます。
 
これから哲学科を受験する方の中にも、すでに合格している方の中にも、哲学という学びに対する好奇心と不安を抱えている方が多いのではないでしょうか。
 
そこで、哲学科の学生6名に紹介記事を書いていただきました。
 
実際に講義を受けている彼らにとって、哲学を学ぶこととは、どんなことなのでしょうか?
 
 

 1、哲学、哲学科ってどんな感じ?—哲学科3年 まーしー

・身近な事柄も哲学なら考えられる

古代ギリシャでは、数学も物理学も幅広く哲学と呼ばれていました。そこから発展した哲学は、身近にある様々な問題も哲学を通して考えることができます。

「音楽って何を表現してるの?」ということをテーマにあげて考えたり、「言葉ってなんで人に伝わるの?」「なんで赤色って赤いの?」などなど…。

ちょっと思いついただけでも、様々なことが哲学の問題になるので、考えることが好きというが哲学科では大切なこととなります。

 

・学科友達がすぐできる!

授業は考えたことを議論したり…色々な人と話す機会があるので、学科の中ですぐに友達の輪が広がります。

緊張して普段話しかけられない人も、グループワークなどで周りの人と話してみる機会が多いので、そういう時が友達になるチャンス!

哲学科ではクラスでの演習授業が必修にあるので、一度きりじゃなく毎週会える仲間が増えます。こうした人と人との接点も取れるため、4年間の大学生活も安心です。

 

・就職にも役に立つ

様々なことを考えるため、議論したり課題をこなしていく中で順序立てて考える力も身についてきます。

また、議論をする場では、そうして考えたことを人に伝える力も必要。

これは、社会に出た時にとても重要な力ではないでしょうか。

当たり前かもしれないけれど、そうした力をしっかり身につけられるのは哲学科の利点です。

 

2、哲学問題を考えるということー哲学科3年 あっちゃん

 

立正大学の哲学科には、8人もの先生がいます。

専門も多様で、幅広い哲学を深めることができます。

 

性別の問題って、一体なにがそんなに深刻なんだろう。

安楽死を選ぶ人たちって、どんなことを考えているの?

宗教によって、観方が違うのは何故?

正義って良いことだけど、何が正義なの?

自殺を止めようとするけど、自殺が無くなったら社会はどうなる?

「人生の意味はなに?」と悩む人に、何て声をかければいいのかな。

 

様々な問題に関わっていき、それを同年代の人たちと議論する時間は貴重で、タメになります。自分が当たり前に思っていたことが他の人たちと共通していなかったことに気付いたり、自分と真反対の意見に納得させられたり…高校では無かった経験ばかりです。

「そんな意見もあるんだ」と思わされると、自分の考えがいかに一方面しか見ていなかったことが分かります。みなさんが哲学は楽しいって語るのも、自分の視野がどんどん広がっていく感覚を楽しめているからではないでしょうか。

 

社会に出る前の大学生が、人生の一通りを考え深めていくこと。

私が大学で学ぶ哲学は、そういった学問でもあると思います。

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3、哲学科で感じた、高校と大学での授業の違い。—哲学科1年 アリシア

「高校と大学の違いって、一体どこにあるんだろう?」
 そう思う人は、案外多いのかもしれませんね。
高校によっては、自分で好きな教科を選択し、時間割を作っている方もいらっしゃるでしょうし、私もそういった学校の出身なので、正直なところ、そこまで大差があるとは思っていませんでした。
けれど、大学に入って、私は衝撃を受けました。大学と高校では、授業が全く違います。
 
高校の授業では、教科書を読み、黒板を書き写し、プリントなどで問題を解くというのが基本ですが、大学には基本的な授業形式がありません。先生によって、まるで授業の形式が違います。
哲学科では、とにかく考える時間が長く、「話し合う」ということを大事にしています。
「哲学は、対話の中で生まれるものだ」と、多くの先生が言います。誰かと話すと自分の中で新しく発見を得ることができるのです。きっと、皆さんも友達と話す時にはそのような経験をしたことがあると思います。
 
そんなこともあってなのか、哲学科は学生と先生との距離が近いです。
オフィス・アワー」という時間帯に研究室に行くと、先生は喜んで話を聴いてくださいます。内容は他愛のない話から哲学的な話まで、先生と話すことは自身の新たな発見にも繋がっていきます。
更には、授業やサークル、ゼミナールとはまた別なものとして、哲学科の先生方による研究会や読書会などもあり、先生方の研究室は意欲的な学生たちの“学びの場”となっています。
 

 

4、自主勉強会についてー哲学科3年 kid

 

大学生活といったら授業やレポート以外にもサークル活動や短期留学、飲み会やゼミ合宿等、数多くのイベント・活動があります。

僕自身は、それらのイベントよりもとりわけ自主勉強会に(比較的)熱心に取り組んでいます。

 

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自主勉強会」と聞くとなんだか堅苦しく、容易には参加が出来ないイメージがあるように思えますが、これがやってみると意外と簡単に誰でも参加・開始ができるんです。

参加する場合は、大学の学部毎の掲示板に張り出してある勉強会の元へ実施日に行く、または主催している先生へ事前に伝える事で参加ができます。

 

始めるきっかけは学生ごとに違います。

早い段階から参加すると、レポートやレジュメの書き方を教授や先輩方から教えてもらうことができるので、演習や卒論に取り組む上でお得です。

僕は一年生の頃に演習の先生に誘われて参加しました。今では主催者側の立場になり、後輩や同学年の学生とコーヒーを飲みながらレジュメの確認や議論をしたりしています。

 

勉強会は文字通り勉強に重きを置くので、中々モチベーションが保てず途中から抜けていってしまう人も中にはいます。それは実際無理のない事で、僕も抜けようと思ったことが何度かありました。

それでも続けて来られたのは少し恥ずかしい話ですが、一緒に勉強していた女性の先輩方が可愛く、また優しかったからというのが一番の理由です。その先輩方に会いに行く口実として(一時期は)勉強会に参加していた、という事です。こう聞くととても単純で少し不真面目に感じますが、実際の所はこういう単純な事が一つの理由になったり続けられる支えになるのかな、と思います。

 

 

5、哲学科のススメー哲学科1年 にっしー

 

「哲学科ってなにをするところなんですか?」

  オープンキャンパスなどで最も多く聞かれることです。

実際に哲学科で何をするかを一言で表すと「難しい言葉が飛び交う授業を聞き、難しい本を読み、難しい知識を使って議論する」ところなんですね。

 基本的にこの3つの難しさがあることは確かだと思います。しかし、そうとはならないのが不思議なところなんです。

 

・「なぜ」が王様

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小さな子供がお母さんに「なぜ」責めをしている光景はよく見ます。それにより、子供は知識を得ていきます。

哲学科でも同じです。学生同士や学生と先生との間で「なぜ」責めが毎日繰り広げられています。そこから哲学的な知識を得ていくのですね。

つまり小さな子供がたくさんいるのと同じです。恐ろしいですね。しかし逆に考えると、子供が社会で生きていくうえで必要な知識を得るのと同じくらい、学生が哲学科で生きていくうえで必要な知識を得る重要な問い

、これが「なぜ」ということになるのです。

  それに、皆さんよく聞いてください。この「なぜ」。めっちゃ面白いんですよ。

 

皆さん、なぜ生きていますか?

なぜ目の前にあるスマートフォンがあると言えますか?

なぜあなたの後ろにある壁が、誰も見ていないのにあると言えるのですか?

なぜあなたは夢の中ではなく、現実に生きていると言えるのですか?ここは実は夢の中なのではないですか?

 

上に挙げた「なぜ」の問いの例。ちょっと面白いと思っている自分がいませんか?

そう思えた人にとって、哲学科はきっと楽しいですよ。

 

 

6、人生最大の関心事—哲学科3年 じゅんちゃん

世間でよく聞く哲学のイメージといえば、おそらく次のような感じでしょう。

 

難しい、役に立たない、地味、何をするのか知らない等々

 

正直、どれも大体合っていると思います。

確かに哲学者の考えることは難しいですし、目に見えて社会に貢献するわけでもなく、やることは考えて本を読んで議論してまた考えての繰り返しですから、何をしているのか分からないと思われても仕方ないでしょう。

 

では、哲学は必要のない学問なのでしょうか?

 

少し社会に目を向けてみると、多少の個人差はありますが、多くの人の価値観は大体一致していると思います。

学歴は高い方が良いし、お金もたくさんあった方が良いし、安定して豊かな暮らしが望ましい等々…。

 

もちろん、そう思わない人もいるかもしれませんが、だからといって経歴やお金の価値を否定することはないでしょう。私もそういう人生には憧れます。

 

そうと分かっているにも関わらず、多くの人の関心事は勉強や仕事だけではありません。

 

例えば、楽しみにしている予定が控えているとか、気になる異性がいるという時、それを無視したり忘れたりして勉強や仕事にはなかなか打ち込めないでしょう。むしろ、そういうことの方が気になって仕方ないのではないでしょうか。

これは困ったことです。やるべきことがあるのに、それとは関係のない日々のことが邪魔をしてくるのですから、できることなら避けたい事態です。

 

でも、これは年齢や経験を重ねたからといって必ずしも解消される問題ではないと思います。むしろこれは、人生に付きまとう最も大きな問題ではないでしょうか?

 

確かに、人生の目標や為すべきことを達成しようと努力することは素晴らしいことです。けれど、それ以上に私たちの関心を惹き付けたり問題になるのは、そういう日常にある喜びや不安、悲しみ、そして安らぎではないかと思います。

 

誰かとの楽しい時間や苦しい試練、悲しくてどうしようもない夜、そして、それらからふと解き放たれた時の空の蒼さ。私たちは、そういう何気ないところに生きていることを実感し、その積み重ねが豊かな人生になるのだと思います。そして、その「人生」や「生きること」について考えるのが哲学だと僕は考えています。

 

 

さて、この話を読んで皆さんはどう思いますか?

もちろん様々な意見があるでしょうし、それらはどれももっともな考えだと思います。哲学の必要性に大いに賛同してくれる人もいれば、そんなの無駄だし意味がないと言う人、もしくはその真ん中で迷っている人もいるでしょう。

ですから、哲学が誰にとっても必要だとは僕も思いません。各々が本当にやりたいことをやるのが良いと思います。でも、もしこの話を読んで少しでもそういうことに関心があるのであれば、一度は哲学について考えてみてはいかがでしょうか。

 

●おわりに

「受験する前に、学科に関係する参考書は読んでおいた方がいい」

この時期、受験生向けの説明会でよく言われていますね。ただ、“哲学の参考書”と言われても、なにが参考書になのか分かりにくいことも。

 

昨年8月、『哲学 はじめの一歩』が発売。「生きる」、「〈私〉であること」、「心」、「行動する」の4つをテーマに書き下ろされた論考が集約されています。

高校生や哲学初心者向けの入門書です。

 

『哲学 はじめの一歩』(立正大学文学部哲学科編、2015、春風社)↓

哲学 はじめの一歩(全4巻・函入り)

哲学 はじめの一歩(全4巻・函入り)

 

 

 

 

また、立正大学哲学科では「哲学カフェ」という催しがあります。哲学の専門用語を使わずに、みんなで身近な問いを考えて行くことがコンセプトです。

哲学科の先生や学生から直接話を聞ける機会ですので、受験の参考にいかがでしょうか。

 

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 ※Ris哲へお越しの際は、上記のアカウントへご連絡ください。

 

2月1日には立正大学哲学会秋冬大会があります。一般の方も参加できますので、ぜひお越しください。

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www.facebook.com

 

 

立正大学文学部哲学科 公式ページ↓

letters.ris.ac.jp

 

 

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以上、岩戸でした!

 

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