学生が語る立正大学ブログ

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石橋湛山の人生をたどる学習 in 山梨県

 

学生の人間力を育てるために開講されるプログラム「モラりす塾」。立正大学の学長であった石橋湛山の思想と生き方を体感することがテーマです。

 

夏休みの9月12日~13日は本学で石橋湛山の基礎を学び、9月15日~16日は山梨県身延山に訪れました。湛山は山梨県甲府で19歳まで過ごしました。そこで石橋湛山の歩みを遡ってみましょう。

 

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事前学習1日目

 

湛山の歩みと思想や業績を貴重な写真と共に振り返り、湛山がどのような人物だったのかを明らかにしていきました。湛山は何故先見性に優れたジャーナリズムを身につけ実践しえたのでしょうか。

 

 また、湛山の思想と業績を学んだ後に番組「昭和の選択」を視聴し、参加者それぞれの立場から湛山の政策に対する論評を行いました。

 

 

事前学習2日目

 

 午前中に湛山の経歴を講義と番組「その時歴史が動いた」を通して復習し、午後からはそれぞれが関心を抱く現代の社会問題を挙げ、石橋湛山ならどのように考え、対応するのかをテーマに討論を行いました。

 

 宗教、移民問題や少子高齢問題、介護、集団的自衛権などを学生、院生が専攻分野の立場から自由に発言し、増田先生の多角的な考察を伺いました。現代日本の課題を自らが考える有意義な討論となりました。

 

 

石橋湛山を学ぶ「1泊2日」

 

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 3日目は、石橋湛山の記念館や故郷に訪問。

 

石橋湛山記念館」では、彼の活躍の歴史が紹介されています。そこには1930年代、激動の時代に活躍したとき執筆した記事が残っています。当時の石橋湛山はジャーナリストとして、自分が正しいと考える主張を繰り返しました。下手をしたら牢獄に入れられる危険もあります。そのような危険にさらされる状況下であっても記事を世に出していた証拠となる紙面を読みました。これで本当に信念を曲げない人物なんだなと実感しました。

 

次に、石橋湛山が通った「山梨県立甲府第一高等学校」を訪問。

石橋湛山は政治家になってから、母校に「boys be ambitious(少年よ大志を抱け)」と書いた掛け軸を寄贈しました。アメリカのクラーク博士が日本で残した有名な言葉です。当時の校長が博士から学び、石橋湛山に受け継がれました。

 

これは、政治家の石橋湛山が、将来を担う後輩に自分と同じように大きな仕事ができる人物になって欲しい、と思って残した言葉だと思いました!!

 

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その後、石橋湛山が10歳から19歳まで過ごした長遠寺を見学。

 

 ここでは、住職から石橋湛山の子供の頃の話を聞きました。

 早朝にお坊さんがお経を唱えているとき、お坊さんのまわりを逆立ちで回っていたお話が残っています。一国の首相になった人ですが、お茶目な一面もあると知れて、好奇心が刺激されました!!

 

 

4日目は、石橋湛山の基礎である日蓮宗を学ぶ

 

 山梨研修旅行2日目は、久遠寺の本堂では朝5時から修行。

 50人以上のお坊さんがお経を唱えていました。多くの学生は、正座を強制されていたわけではないのにも関わらず、荘厳な雰囲気に圧倒されてか自然と正座していました。

 

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朝食後は身延山を回ってから、ロープウェイで標高1153メートルにある身延山の頂へ向かいます。頂上にある「思親閣」は、「親に伝えられない言葉」を手紙に残して永遠に保管できます。

面と向かって親に感謝を伝えられないのであれば、想いを手紙に載せて保管してみてはどうでしょうか?

 

 最後に、日蓮宗総本山の久遠寺日蓮宗について、住職からお話を聞きました。

 

 身延山日蓮宗の総本山になった理由があります。

日蓮聖人が鎌倉幕府仏教を正すべきと訴えましたが、3度も拒絶されました。違う場所で仏の教えを伝えるために、鎌倉を離れて西へ向かいます。通り道にあった身延山で布教した際に、地主が日蓮聖人の教えに共感して住居を提供しました。その後、死ぬ直前まで身延山で布教していました。

 

 

 

 日蓮聖人が広めた教えとは?

 

 

 日蓮聖人が布教した仏教は、他とは大きく異なります。

 日蓮宗は、極楽浄土が心の中にあるとしています。

 けれども、日蓮宗以外の仏教は極楽浄土が遠いどこかにあるとしています。

 

 もし心の中に極楽浄土があるのなら、その世界を心から引き出すだけでいいので現実的だと日蓮宗は考えています。遠いどこかに極楽浄土があるのなら、どれだけ仏教に従順でもどこにあるのか分からない場所には行けない、と日蓮聖人が説いています。

 この考え方が人々に受け入れられたのではないでしょうか。

 

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 現地での学習の前には、石橋湛山研究の第一人者である増田弘教授からみっちりと講義をしていただきました。予備知識を蓄えて、山梨県を回りました。おかげで、ジャーナリストや政治家として活躍した根底に何があるのか、触れることができました!!

 

 

 

 

 

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